ついでではなく「わざわざ」会いに行くことの真意―実家への1泊2日の帰省で感じたこと
「わざわざ会いに行く」
その為だけを目的に・・・
その真意をようやく
分かったような気がします。
1泊2日
実家で過ごしました
気になっていた
整理整頓含め
全てできました。
昨日の午後2時半からの限られた時間
24時間もなかった
しかし
とっても充実した時間を父と過ごしました。
父が好む料理をして
父の好みの味付けをして
父の好きな盛り付けをして
父の話を目一杯聴いて・・・
今は
独り暮らしの父との至福の時間を終え
母の施設に向かう電車の中
タクシーを手配し
駅まで乗せていただいた
3年前に車を手放した父
「送ってあげられへんとごめんな・・・」
年齢が高くなって
車を運転している方が心配なので
車検は通さず
手放した
「空港までも駅までも
送ってあげられへんと
申し訳ない」と言う
大丈夫
それよりも何よりも
元気でいてくれることを私は心底望む
タクシーが到着した
運転手さんが
トランクに荷物を入れてくださった
見送る父の姿と
車の中で手を振る私の姿を見て
運転手さんが一言
「どこまで帰らはるんですか?」
「東京です」
「実家にきはったんですか?」
「はい」
「お父さんに
ちょくちょく顔見せてあげてくださいね・・・」
何だか
こらえていた涙が一気に溢れ出た
元気でいて欲しい
駅までのわずか10分の間
運転手さんと色々話した
この後は
母の施設に行く
今日は
食いしん坊の母に奮発して
外食を堪能してもらいたい
人工透析
糖尿病
食べることの大好きな母は
今は色んな制限がある
形のないみじん切りの
切り刻んだお野菜
「原型もわからへん
何食べてるか
ちっとも分からん」
と以前語っていた
「わがまま言うたらあかんよ
可愛いおばあちゃんでな・・・」
と言いながらも
やっぱり
好きなものを食べさせてあげたい
いろんな矛盾がある
元気で長生きして欲しい
好きなものを食べさせたい
なんとも
理不尽な思考であると思う
後もうちょっとしたら
母に会える
父からの伝言も伝えよう
今日の一言
『「人に優しく自分に厳しくやで。
みんなが良くなるように、あんたも更に頑張りや」父の言葉を胸に深く刻む。』
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